優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2021年03月


お昼過ぎから増位山随願寺の梅林へ行ってきました。境内はさまざまな桜が咲きそろって見事です。本堂前からでも梅林の大きなヤマザクラが満開になっているのが見えました。写真の中央、こんもりと花の色が写っています。平日ですがちらほらと人影はあります。暖かく東屋で鍵盤ハーモニカを吹いていてもダウンの上着はいらないくらいでした。
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毎朝窓から山の桜を眺めて感嘆しています。桜の季節になると周囲の山々が花で埋まります。毎年こんなに桜があったのかと驚くほどです。特別どこかへ出かけなくてもヤマザクラのお花見はできてしまいます。木の近くで花を眺めるのはソメイヨシノが最もよく、ヤマザクラは山全体に咲き誇る様を眺めるのが一番です。
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楓の芽
桜が咲く時期は他の植物も目覚ましく変化していきます。イロハモミジの芽がほぐれているのを見つけました。はやくも特徴的な葉の形がはっきりとし柔らかく陽を透かしています。楓類の若葉には若楓という季語があります。秋の紅葉に勝るとも劣らない美しさです。
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部屋から見えるヤマザクラの景色が日ごとに移り変わっています。最初に咲き始めた桜はそろそろ散って葉桜になりつつありますが、それ以外の桜が次々開花しています。見上げるような山の急斜面にも咲いていますので、ソメイヨシノとは随分趣が違います。
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暖かくなりました。朝の早い時間はまだ少し寒いですが、日中の気温はぐんとあがります。あまり急に暖かくなってしまうと桜が早く散ってしまうので気になるところです。増位山随願寺は麓より200mほど標高が高いので、ソメイヨシノはまだちらほら咲きです。

今日も梅林の東屋で鍵盤ハーモニカの練習をしてきました。CIDPの影響で山歩きは難しくなりましたが、代わりにこういう楽しみを見つけられたのはよかったかなと思っています。自然の中で演奏するのは気持ちがいいものです。
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家の周りにはキジがいて夜明けの頃からよく鳴いています。鳴き声はケーンケーンと聞きなされますが、私にはフォーンフォーンという風に聞こえます。今朝もよく晴れ桜の開花が進んでいます。
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残る梅
増位山随願寺の梅林へ行きました。梅林の中にあるヤマザクラの巨木がそろそろ咲くころだと思ったからです。梅もシーズンの終わりを迎え今日は梅林の中の東屋で鍵盤ハーモニカの練習をしてみようと考えました。

鍵盤ハーモニカは鍵ハモと略すようです。パーソナルコンピュータをパソコン、コンビニエンスストアをコンビニと略すのと同じです。四文字が日本語の略語としておさまりがいいようです。

ヤマザクラの巨木は三分咲きくらいでした。明日か明後日から今週末にかけてが見ごろになるでしょう。もう一本大きなヤマザクラがあります。そちらは毎年もう少し遅いです。梅の中では最も晩生の八重の紅梅がまだ花を咲かせていました。いいお天気で演奏していると気持ちがよかったです。
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山桜
近くの山のヤマザクラがどんどん咲いています。山のそばまで行って山を見上げると同じヤマザクラとはいえずいぶん色が違います。咲き始めの時期が異なるからでしょうし、それぞれの桜の個性にもよるのでしょう。
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染井吉野
日曜日からソメイヨシノが開き始めました。ヤマザクラより一週間ほど遅くこれで里も桜に埋まる季節になります。今日は風があって気温は低め。花冷えといえるでしょう。桜の時期は突然暖かくなったり寒くなったりと温度変化の激しいときです。天候もときに大荒れになることもあります。お花見は今週末、来週末が見ごろでしょうか。
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山桜
周囲のヤマザクラが咲きそろってきました。ヤマザクラの花を近くで見ると純白です。これが遠くから見るとあの桜色になるから不思議です。花びらはソメイヨシノより小さめ。花のつき方も木によって差があります。ソメイヨシノのように密集して花がつくことはなく開花と同時に葉も出始めます。出始めの時期の赤褐色の葉も特徴のひとつです。
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