優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2021年04月

春の河口
成山新田の東側に出ると中川の最下流部です。ここから南へ河口に向かってキックボードを走らせました。目の前に家島諸島の男鹿島が見えます。堤防にはメマツヨイグサの黄色い花があちこちに咲いていました。
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春の畑
墓地を後にして成山新田を横切って行きました。ずらりとにんじんが植えられた畑が並んでいます。畝によって栽培計画がきちんと決まっているのでしょう。まだ何も植えられていない土に何かを噴霧されている人の姿もありました。
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春の土
小さな地蔵像はいくつもあって、中には土に半分ほど埋まってしまっているものもありました。誰が何のために立てられたものなのか、そんなことを考えながら見ていました。
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春日
どこの墓地でも入口近くには戦死者の墓が並んでいます。四角柱で上部が方錐型になっています。1874年(明治7)に陸軍省が墓碑の規格を統一したことによります。この墓地にも十数基のこういう墓石が並んでいました。ひとつ抜きんでて大きな墓があり、経緯が墓石の側面に記されています。22歳で戦病死だったようです。
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葱坊主
大きな地蔵菩薩像の他にも近くに何体かの地蔵像が祀られていました。その向こうに葱坊主が並んでいます。ときおり側を通る車はみな軽トラックでした。
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惜春
墓地にはお地蔵様が立っています。地蔵菩薩は子どもの守り神とされ、子どもが健やかに育つようにとの願いをこめてよだれかけを奉納する習慣ができたそうです。赤には魔除けの意味があるとか。
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春深し
干拓地内に入ってすぐのところに墓地がありました。墓地といっても晩春の日差しが降り注ぎ明るい雰囲気です。10時になっていましたので、ここで一休みすることにしました。墓地の入口に桜がほどよい木陰をつくってくれています。
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春深し
成山新田の西側へ回ると冨嶋川の河口です。その西の海辺は新舞子海水浴場です。遠浅の海で潮干狩りや海水浴が楽しめます。海辺の景色を撮影に来られる人も多いようです。冨嶋川排水機場の前で右折し干拓地内に入って行きました。
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春の畑
ここの畑は専業農家が作られているものと見えました。畑の畝の整い具合と広がりが趣味の畑とは全く違います。調べてみたら、農業生産法人博農のHPに行き当たりました。ここの畑は成山新田と呼ばれ、江戸時代の終わりごろに遡る歴史があります。

大正時代に大規模な干拓が行われ瀬戸内の遠浅の海を農地にしました。75haの農地は県内最大のだいこん・にんじん生産地です。砂混じりの土はにんじんの栽培に適しており、現在70戸を超える生産者が出荷組合を作って生産されています。
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麗か
苅屋波止の背後は自然のものなのか干拓地なのかよくわかりませんが、畑が広がっています。そのまわりに道路があります。一般車両の通行はほとんどありませんので、ここをキックボードで一周することにしました。車を気にせず海を眺めながら走るのは爽快です。
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