優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2021年05月

ヨット
公園の西側の海岸奥にはヨットやプレジャーボートの係留場があります。そこから一艘のヨットが出てきました。沖へ出るまでは動力を使うようです。梅雨晴れの一日、帆走を楽しむには絶好のお天気です。
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夏の沖
飾磨展望台や白浜展望台といった姫路市の展望場所では家島諸島がすぐ近くに見えました。その東端の上島はお椀を伏せた形で見えていましたが、ここまで来るとクジラのような姿になっています。家島本島は遠くなりほとんど見えませんでした。
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梅雨晴れ間
5月16日の梅雨入り以来、梅雨らしいお天気が続いています。からっと晴れたのはこの日曜日だけでした。再び高砂島まで海景を見に戻ってきました。そこから砂浜の方を見るとかつてここのあたりに広がっていたであろう松林と浜辺の様子が思い起こされました。
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夏の海
公園の中に思いがけず動物を飼育している檻がありました。大きな檻の内部には雑草が生えていてかなり前から空のようです。しかし、その隣の檻にクジャクがいました。羽は広げていませんでしたが、雄の首から胸にかけてのあまりにも鮮やかな青に驚きました。雌も同じ檻で三羽が飼われています。

他にも五つか六つ檻があり、まだ生き物がいるのは三つほどでした。かつてはすべての檻に生き物がいて小動物園のような形だったのでしょう。なんらかのいきさつで生き物を飼うのをやめることにしたけれど、今いる生き物はとりあえず最後まで飼おうということになったのかなと想像しました。
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緑陰
公園の中の方にも行ってみました。木陰に座ってトランペットの練習をしている人がいました。生楽器は家では音が気になります。トランペットほどではないですが、私も鍵盤ハーモニカを家で演奏することはためらわれました。ここならのびのび練習できるでしょう。
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カヤック
突堤などから釣りをしている人は多いですが、中にはカヤックで沖に出てカヤックフィッシングを楽しむ人もいます。大きな船から見落とされないように赤い旗を立てています。
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夏の浜
高砂島の北側の対岸には砂浜が広がっています。そこで高校生くらいと思われる少年少女たちのグループが運動をしていました。そのうちネットを張りはじめビーチバレーなのだと気が付きました。

指導者らしい人もいましたからクラブ活動でしょう。少女たちはバストトップのユニフォームとなり、本格的にビーチバレーをやっているのだとわかりました。バレーボール部がその一端としてビーチバレーもプレーしているようです。
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夏の海
明石市、加古川市、高砂市、姫路市に渡る播磨灘沿岸部は今では播磨臨海工業地帯としてさまざまな工場が密集する地域です。しかし、その昔は一面に松林と砂浜が連なる風光明媚な場所だったと想像できます。今もその面影をしのばせる場所があります。
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浜昼顔
高砂島から来たルートを戻り砂浜の反対側へ行きました。ここから松林を先端まで行くと高砂島の対岸の「高砂向島砲台址」に着きます。今は石造りの祠があるのみで砲台場の面影は残っていません。

文久3年(1863)加古川河口の向島の南端に築かれた台場で、当時は大砲が3門据え付けられていました。文久4年(1864)には台場の西隣に湛保(たんぽ:人造の港)が築造され、祠には港の施設などを築いた三代目工楽松右衛門らの名前が刻まれています。
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夏の海
公園の西側の対岸は港らしく、大きな船がやってきて着岸していました。奥はプレジャーボートやヨットの係留場所になっているようです。Googleマップを見るとその先に「姫路藩酒井侯御米百間蔵址」の表示があるので、江戸時代は蔵屋敷が建ち並んでいたのかもしれません。
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