優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2021年07月

ハイビスカス
英名のHibiscusはフヨウ属を意味しており、フヨウ、ムクゲ、モミジアオイ、ブッソウゲなどはすべてフヨウ属として分類され、学名の頭にHibiscusがつきます。アオイ科の低木で花弁は5枚、日本ではブッソウゲを「ハイビスカス」と呼ぶことが多いです。
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朝涼
日中は猛暑ですが、日差しがまだ出ていない早朝は涼しく散歩にぴったりです。近所を歩く楽しさは細い路地へ入っていろいろなものに出会うことです。住んでいる近所といえど歩いてみて初めて知る場所もたくさんあります。海外旅行で全く未知の土地へ出かけるというのもいいですが、身近で知らなかった場所を発見するというのもいいものです。
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花魁草
花魁草の正式な和名はクサキョウチクトウといいます。長すぎるため俳句では花魁草として詠まれることが多いです。大正時代からしばらくは園芸界でこの名で呼ばれたことがありました。キョウチクトウとは全く縁がないので、花魁草の方がいいように思います。

北アメリカ北東部原産でピンクや白の花がたくさん咲き花壇ではお馴染みです。高温多湿には弱いらしいですが、それでも梅雨から真夏のこの時期でもきれいに花を咲かせておられるお宅があります。
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青田
早朝に散歩をして水田のそばを通ると稲の葉に露がいっぱいついているのが見えました。まだ穂は出ていません。すがすがしい景色でした。日中は猛暑が続きますが、早朝は屋内でも現在27℃、屋外ならもっと低いはずです。早く寝て早く起きればこの天国を満喫できます。
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朝六時ごろから午前中いっぱいはクマゼミが最も盛んに鳴くころです。セミも種類によって鳴く時期が微妙に変わっていきます。今はクマゼミが多く、八月に入るとツクツクボウシやミンミンゼミが鳴くようになります。朝の散歩の途中にクマゼミがたくさんとまっているいる木がありました。見上げた所だけで数羽いましたから木全体ではどれほどいるでしょう。
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田草取る
四連休の最終日、早朝に家の近所を散歩しました。日中は猛暑ですがこの時間帯は気持ちよく歩くことができます。まだ水田がところどころに残っていて、畔の草取りをしている人の姿を見かけました。
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茄子
茄子は夏野菜の代表のひとつです。油との相性がいいのでよく炒め物にします。インターネットでコツを検索すると、「絶対に油のつぎ足しをしないこと」とありました。さらにうまみを残すためにできるだけヘタを落とさないのも大事だとか。こういうコツを簡単に知ることができるようになったのもいい時代です。
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夏満月
今日は旧暦6月15日です。夜中にふと目がさめたら窓から明るい月の光が差し込んでいました。月の位置は低く真冬に太陽が通るのと同じ高さです。

この時期太陽の南中高度は高く日中の日差しが部屋に入ることはありません。冬に向かうに従って太陽の位置は下がり昼の日差しがしだいに深く部屋に入るようになります。昼と夜が相対関係にあることが太陽と月の位置の入れ替わりからも見て取れます。
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真夏
「真夏」という言葉が最もふさわしいのは、梅雨明けから7月いっぱいだという気がします。8月に入ると夕暮れ時が早くなってきたのを感じて、真夏というよりは晩夏というのがふさわしい。小中学校は夏休みになり「早くお家に帰りましょう」という夕方の放送が聞こえて来るようになりました。
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レモンスカッシュ
炭酸飲料というものを飲まなくなりました。嗜好は変わっていきます。麦茶などは今でも飲みたいと思いますが甘い清涼飲料水というのは苦手になりました。野菜の美味しさなんていうのも子どものときはわかりませんでしたが、今は人参が美味しいなあと思ったりします。
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