優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2021年08月

秋燕
雨模様で涼しい日が続いています。ツバメが群れをなして飛ぶ姿を見かけるようになりました。そろそろ渡りの時期です。晩春、桜が咲くころにやってきたツバメは夏の間に雛を育て立秋のころには巣立った若ツバメも交えて集団で飛ぶようになります。

あちこちでその姿を見ているうち、ある日忽然と姿を消します。寂しいようなあっけないような。そのころには稲が穂を垂れ始めており、秋が本番を迎えたことを知らされます。
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秋出水
不安定な空模様が続いています。雨が降ったりやんだり、ときに雷鳴も混じります。先週始めの台風9号以来雨続きでほとんど日差しがありません。例年なら残暑が厳しい頃なのに、車に乗っても冷房不要で走れるくらいです。
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秋の夜
入浴するために浴槽に湯をはろうとしていたらヤモリが現れました。それほど敏捷には動かないので簡単に捕まえることができました。しばらく手の上にのせて眺めてから屋外に放してやりました。
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虫の音
雨が断続的に降り続いています。昼間は雨がやめば待ちかねたように蝉が鳴きます。その一方で夜には虫の声が聞こえるようになりました。

各地で豪雨災害が頻発しています。さらなる被害は必至で災害が小さく済むよう祈りたいです。幸い私の住む周辺では被害というほどのものは出ていません。しかし、長雨と日照時間の少なさと低温で農作物への影響が心配です。
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葡萄
義兄のお供えとして送られてきたものから葡萄をいただいて帰りました。大粒の岡山ピオーネです。ピオーネとはイタリア語で「開発者」という意味です。英語ならpioneer。イタリア語やフランス語にすると語感が柔らかくおしゃれな雰囲気になりますね。大きな房で一度に食べるのはもったいなくて二度に分けて食べました。美味。
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お盆には姉の家で義兄のお供えとして昔の部下の方から贈られてきた帯広メロンをいただきました。果肉の香りと匙が沈むような柔らかさと舌の上でとろける味わいを楽しみました。

初盆は去年でした。間もなく亡くなって2年になるのですが、今年のお盆にもお参りに来てくださる方が何人もあったといいます。こうしてお供えを贈ってくださる方も多く、改めて慕われていた人だったんだなあと感心しました。
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盂蘭盆
義兄の弟は木彫りが趣味です。特に仏像彫刻が多くお盆にあわせて新しく彫られた仏像が送られてきました。一本の木を中央から三等分しそれぞれに阿弥陀如来と脇侍などを彫った非常に凝ったものです。
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盆供養
水曜日に義兄の盆のお参りをすませてきました。墓石を建てる方式のお墓はなく、ロッカー式の墓所に位牌を安置しています。墓掃除の必要がなく管理が楽です。本堂で住職に読経をお願いした後、墓参りもしました。

本堂は真新しく立派です。京都の名のある職人さんにタイミングよく依頼することができたものだそうで、今ならとても無理だとのこと。鳳凰や天女が舞う天井画が大変見事で撮影させていただきました。
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稲の花
雨模様が続いています。そのため気温は低く最高気温が30℃に達していません。秋雨前線が停滞しているせいだということです。早稲が花をつけています。日本で一番早い刈り取りは7月末だそうですが、この辺では早くても9月に入ってからです。
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栗の毬
昨夜は少し雨が降り涼しい夜でした。秋雨前線の影響でお盆は雨模様になるとの予報です。県外ナンバーの車をちらほら見かけるようになりました。

近所の庭で栗が実をつけています。初秋の今はまだ青い毬です。晩秋には毬が褐色になり割れて実が顔をのぞかせます。
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