優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2021年08月

朝顔
台風9号当日も涼しかったですが、それが去った後の昨日も風が涼しく今年は秋の訪れが早いかもしれない、と思いました。

朝顔の上に蟻がいるのを見つけました。蟻自身には朝顔の上はどう見えるのだろうと思います。私という人間の視点からは、蟻がいる地点もこれから行こうとしている先もいま蟻がいる世界全体が見渡せてしまいます。
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台風
台風9号から変わった温帯低気圧の影響で昨日の日中は荒れた天気でした。今朝は台風の後の青空が広がっています。最近、また絵を描き始めています。CIDPの影響で山登りが難しくなったのでそれに代わる楽しみをいくつか見つけました。

電子ピアノの演奏もそうですし、絵を再び描き始めたのもそうです。娯楽に関して私は、鑑賞するタイプのものよりも、能動的に自分が工夫したり試したりして手ごたえを感じられるものが好きです。
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秋くる
昨夜遅くから雨が降り始めています。台風の影響か風も少しあります。今日は長崎の原爆忌です。1945年8月9日午前11時2分、人類史上2発目の原子爆弾が長崎に投下されました。最初の原爆投下からわずか75時間余りでの2発目投下でした。

当初の爆撃予定地は小倉でした。快晴だった広島と異なりこの日の小倉上空は靄か煙が漂っていました。そのため目視による投下を命令されていた投下機ボックスカーは第二目標の長崎へ。こちらも雲が多かったのですが雲の切れ目からわずかに街が確認でき、燃料切れぎりぎりでファットマンを投下しました。
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残暑
暦の上での立秋は暑さが極まるころです。日中の猛暑はまだしばらくは続きます。ようやく秋めいてきたと感じられるのはお盆も過ぎたころでしょうか。私の部屋は日中は風通しがよいので過ごしやすく、むしろ夜になって窓を閉めなくてはならない時間帯が暑いです。早く寝て朝の涼しくなった時間に活動するのが暑さ対策には効率的です。
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今朝の秋
立秋です。今朝は雲が多めだったおかげで見事な朝焼けが見られました。立秋といえば「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」です。古今集におさめられている藤原敏行朝臣の和歌で、「秋立つ日詠める」との詞書きがあります。

土用半ばに秋風が吹くとも言われるように、八月に入るとふと風に秋めいたものを感じることがあります。日差しの傾きにも秋の近さを思い、いかに日中は酷暑であったとしても間違いなく季節は移り変わっていることを実感します。
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夕焼け
夏は壮大な夕焼けが見られる季節です。西の空だけでなく東の空までも赤く染め全天に渡る自然の芸術を楽しめる日も多いです。

今日は広島原爆忌、1945年8月6日午前8時15分、人類史上初の原子爆弾が広島に投下されました。この日の広島は青空が広がっていました。前日は夕焼けがきれいだったことでしょう。明日も8月5日と同じような一日が続く…、と誰もが思っていたはずです。
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蓮の花
「一蓮托生」という言葉があります。いまでは良いものも悪いものも全部道連れだ、というような意味で使われることが多いですが、もともとは仏教用語です。死語、浄土で同じ蓮華の上に生まれ変わって仏道修行をすることを意味します。

特に浄土系の仏教では阿弥陀如来のお導きによってそれが実現し、この世では何かといろいろあって思うにまかせなかった仏道修行に専心できるということを指します。他力本願というのもここに根ざした信仰です。人間の力ではとうてい及ばない部分を阿弥陀如来の本願にすがって浄土へ行かせていただく、ということですね。
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紅の蓮
お寺の境内には何種類かの蓮が栽培されていました。水を入れた大きな鉢にそれぞれの蓮が植えられていてそこから花柄と葉柄がたちあがっています。蓮の花の形や色というのは穏やかで厳かです。朝の清浄な空気の中で開くさまを見ていると何かしら「ありがたい」という気持ちになります。
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蓮の花
蓮の花は仏教を象徴する花です。近所の浄土真宗のお寺が境内で蓮を栽培されています。山門を入ると白やピンクのさまざまな蓮が多数咲きそろっていて小さいながら別世界です。蓮は早朝に花を開き、午後には花を閉じます。それを四日繰り返し四日目には閉じずにそのまま散っていきます。
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夏野
市川の河川敷でラジコン飛行機を飛ばしている人がいました。機体はけっこう大きくて翼の幅が130cmほどはありそうでした。それでも片手で持てるほど軽く、男性が手に持って空に向かって飛ばし、それから操縦機で操作していました。
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