2021年09月10日 鶏頭の赤と黄色の並び咲く ◆鶏頭 鶏頭といえば赤いものがイメージされますが、黄色いものもあります。仲秋に入り朝は気温がさがってきました。今朝5時の部屋の気温は25℃を下回っていましたので、半袖の上に一枚薄いものをはおっています。これからしばらく昼間との温度差に注意が必要です。
2021年09月09日 棗の実修道院の外庭に ◆棗の実 近所にカトリック系の病院があります。時々そこまで散歩します。庭に花や果物が植えられているところがあり、先日ナツメが実っているのを見つけました。 ナツメはクロウメモドキ科の落葉低木で南ヨーロッパ原産。中国を経由して日本に奈良時代に伝わっています。シルクロードを通ってきた植物といえるのかもしれません。
2021年09月08日 朝顔の一輪咲いて空の色 ◆朝顔 散歩の道のかたわらにアサガオを見かけます。空色のこぶりな花で可憐です。栽培されているというわけではなく、広場の垣につるを巻きつけて咲いています。同じく青い花で、もっと大きなものがご家庭で栽培されています。そちらは秋もかなり深まるまで咲いています。
2021年09月07日 しみじみと白露の空気肌に触れ ◆白露 今日は二十四節気の白露です。秋は仲秋に入ります。例年ならまだ残暑が厳しいころですが、今年はすでに朝の空気はひんやりとしています。天気予報では秋雨前線が停滞するとのことでした。しかし、前線は南に下がって大陸の冷たい空気が流れ込んでいるようです。
2021年09月06日 赤まんま飢えは知らずに半世紀 ◆赤まんま イヌタデの花を季語では「赤まんま」といいます。赤紫色の小さな花を赤飯にたとえたものです。昔は子どもがままごと遊びに摘んで使ったりしたそうです。戦争が遠い話になり、戦中戦後の飢餓を記憶している世代は85歳以上くらいだと思いますから、日本人全員がほぼ飽食の申し子です。
2021年09月05日 弾き終えて虫すだく夜となりにけり ◆虫すだく 電子ピアノの練習には夕食を終えて入浴までの時間をあてています。ヘッドフォンをして弾くので音を気にしないですみます。何か楽器を弾きたいと思い電子ピアノに落ち着いたのはこの点が重要でした。 クラシックの名曲を初心者用にアレンジした楽譜を弾いています。ゆっくり弾くのがポイントです。タッチミスなしで弾けるようになった曲も出てきました。ほんの少し難しいけれど上達が実感できることを課題に選ぶのがやる気を持続させるためのポイントです。
2021年09月04日 夜明け前町を照らせる稲光 ◆稲光 9月に入ってから秋雨前線の影響でぐずついた天気が続いています。今朝は雷も鳴っていました。気温は再び下がり気味で、前の秋雨の頃と同じ感じです。間に暑い日がありましたから、気温の上下の変動が大きく服装に注意が必要です。
2021年09月03日 眠りからまだ覚めやらぬ蜻蛉かな ◆蜻蛉 朝、散歩をしていたら細い川の水門の上でハグロトンボが十羽ほど並んでとまっていました。どうやらここが彼らの寝床のようです。トンボもこのような集団ねぐらを持つのかとおもしろく感じました。
2021年09月02日 拳ほどありてたわわに栗の毬 ◆栗の毬 ご近所の庭に栗が植えられています。丹波栗らしく、成人の握りこぶしほどもありそうな毬が成っています。収穫のためにいくつかは摘果されたものと思われます。まだ毬は緑ですが、これから秋が深まるにつれ、しだいに褐色へと変わって栗の実が熟していきます。
2021年09月01日 にぎやかにえのころぐさは畔にあり ◆えのころぐさ エノコログサは多くの場所に生えておなじみの雑草です。エノコロとは犬の尾という意味で漢字で狗尾草と書きます。ねこじゃらしとの俗称は、花穂を振ると猫がじゃれつくことからきています。粟の原種で食用にでき、飢饉のときには脱穀して食べたこともあったようです。飽食、過食が健康問題となっている現代からは遠い昔の話ですが。