優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2021年10月

爽やか
センニチコウは北米南部から中南米原産のヒユ科の一年草です。作りやすく真夏の暑さにも強いことからあちこちで花壇、鉢植えとして栽培されています。花色は濃いピンク、朱色、白などがあり、花が少なくなる今の時期でも咲いていて目を楽しませてくれます。
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秋薔薇
大阪ガスで電気を契約しています。料金はホームページで確認します。その際、日々の使用量を確認できるようなページもあります。そこには日毎の天気や最高・最低気温も載っています。

ここを見ると10月17日(日)の雨から季節が入れ替わったことが確認できます。その日を境に最高・最低気温とも10℃前後下がっているからです。それまでは最高が30℃前後、最低が20℃前後ありました。先週23日(土)の最高は19℃、最低は12℃でした。
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鶺鴒
家の近所で最もよく見かける鳥のひとつがハクセキレイです。セグロセキレイとそっくりなので見分けは難しくどちらも生息していると思います。ハクセキレイの方が生息範囲が広く警戒心も薄いので見かける機会は多いです。若鳥と思われるまだ色の薄い一羽がちょこちょこと飛び回っていました。
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秋うらら
昼間の屋外が過ごしやすい気温になったので、お昼ごはんをベランダに出て食べてみました。小さいテーブルと椅子を出し、そこに座っていつもの昼食をとるだけですが、外で食べるというだけで気分が変わっていいものです。
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秋の蝶
コセンダングサの花にモンシロチョウが来ているのを見かけました。風が強く花全体が揺すられていましたがしがみ付いて蜜を吸っていました。成虫の期間は2〜3週間ほどといいますから、本格的に寒くなる前に命を終える個体です。
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残る菊
昨日は久しぶりに一日中雨になりました。冷たい晩秋の雨です。家の中でまだ暖房はつけていませんが服装的には完全に冬のスタイルになっています。パソコンに向かいながら湯たんぽで仙骨あたりを温めていると心地よいです。
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敗荷
蓮を鉢でたくさん栽培しておられる近所のお寺に行ってみました。夏には紅白の蓮がたくさん咲きそろっていましたが、いまは枯れ始めた葉が残るだけです。初夏に青々としていた葉は縁から黄ばんで破れかけています。
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花しゅくしゃ
花しゅくしゃはジンジャーの花の別名です。ショウガ科ですが食用の生姜とは別の種類です。インド原産で花の鑑賞用として江戸時代に渡来しました。

急激に気温が下がり昨夜は寒くて目が覚め毛布を一枚とりだしてかけました。扇風機は片付けストーブを出しています。今もすでに膝掛をしてパソコンに向かっています。10日前はまだ半袖で過ごしていました。毎年季節は巡りますが微妙に移り変わり方が異なり、それがおもしろいところかもしれません。
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秋の陽
たんぽぽは季語として用いれば春の季語です。在来種のニホンタンポポは春しか咲きません。しかし、明治以降にやってきた外来種であるセイヨウタンポポは一年中いつでも咲きます。都市部で見られるのはほとんどセイヨウタンポポです。

セイヨウタンポポは単独で種子をつけられるため、都市化したアスファルトの一画でも花を咲かせています。一方在来種は自然環境の豊かなところで群生しています。見た目が同じような花ながら生存戦略が異なるようです。
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ひつじ田
周囲の稲刈りはほとんど終わりました。刈り取られた株からは青い穂がのびてきています。これを「ひつじ」といいます。稲の生命力の残り火ともいえ、冬に入るとやがて枯れていきます。寒くなってきました。今週末は扇風機の掃除をして片付け暖房器具を出します。
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