優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2021年11月

初冬
セグロセキレイは最も身近な野鳥のひとつです。家の周辺ではハクセキレイとセグロセキレイが混在して棲んでいます。よく似ていますが名前の通り全体的に黒い部分が多いのがセグロセキレイです。セグロセキレイは頬が黒く、ハクセキレイは白いのでよくわかります。
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冬きたる
瀬戸内地方の冬は晴天が続きます。冬は青空です。暖かいため車のタイヤも私はノーマルのままです。雪が積もるのはシーズンに一度か二度あるかないかですから、雪が降ったら出かけないという選択ができます。
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立冬
立冬の昨日は穏やかに晴れて暖かい日でした。日暮れが早くなっていますし、それ以上に夜明けが遅くなっているのを感じます。

日暮れが早くなっていくのはあと一か月ほどです。12月の上旬が最も夕暮れが早いころで、冬至にはすでに日没は遅くなっています。一方、夜明けはまだ二か月近く遅くなり続け、最も遅いのは三が日が明けたころです。
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銀杏黄葉
立冬です。四季が変わる日に決まってすることは歳時記を入れ替えることです。一年を通して使える歳時記も持っていますが、一番よく使うのは季節によって分冊になっている『カラー版新日本大歳時記』 (講談社)です。1999年の発行で20年以上前の本ですが、歳時記という本の性質上流行に左右されるものではありません。画像が美しく見て楽しくなります。
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末の秋
明日は立冬。暖かな姫路周辺では晩秋から初冬にかけてが一番過ごしやすい気候です。晴天が続き空気は澄んで明るく、山々はようやく色づき始めます。紅葉のシーズンはこれからです。路地ではクロガネモチ、ソヨゴなどの赤い実が目につきます。
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えのころ
エノコログサの緑色だったものが枯れてきつね色となってきています。冬が近づいていることを感じます。明後日、11月7日(日)が立冬です。暖房器具はだしているものの、まだ使ってはいません。日が短くなり特に午後はせわしない気分です。
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秋澄む
ヤブランはキジカクシ科ヤブラン属の多年草で東アジアに広く分布しています。山野の樹木の下草として自生し、庭園では日当たりの良くないところの下草として植えられます。

7〜10月頃、花茎上に8〜10cmほどの穂状花序をつくって薄紫色の花を咲かせます。それが今は緑色の実になっています。実はつややかで木漏れ日を反射していました。やがて熟れて濃い葡萄色に変わっていきます。
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秋の花
散歩の範囲内にカトリック系の総合病院があります。敷地にはぽつぽつと聖マリアの像があり、いつも季節の花が供えられています。病む人、傷ついた人にとってはキリストよりもマリアの方がほっと和むものがあるでしょう。特に日本人にとってはそうではないかと思います。
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野鶏頭
ケイトウは熱帯アジア原産のヒユ科の一年草です。すでに奈良時代には中国を経て渡来していました。鶏のとさかのような赤い花序に特徴があります。ただこれは一種の奇形で、これを人間が愛でて品種改良を重ねさまざまな品種が生まれました。

細長い直立系のものが原種です。こちらを栽培されている場合もありノゲイトウと呼ばれます。真っ赤な花序はすで原種から健在です。
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うろこ雲
11月です。ハロウィンの昨日は珍しく雨の夜明けでした。それでも早いうちにあがり洗濯ものを外に干すことができました。ハロウィンが過ぎると今度はクリスマスの飾り付けがいっせいに始まります。おせち料理や年賀状の予約はもう9月ごろから始まっています。緊急事態宣言が解除されて観光地には人出が戻ってきているようです。
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