優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2022年01月

初詣
奥須磨公園のバーベキュー広場で昼食をとりました。火気を使用できるのはここだけで、子ども連れの家族が数組バーベキューをしています。私たちはここでラーメンを作りました。

その後すぐ近くにある多井畑厄神へお参りしました。770年に疫病が大流行した際にそれを鎮めるため五機内の10か所に厄神を祀ったとの記録があり、ここは摂津と播磨の国境に位置しているためそのひとつになりました。須磨に配流された在原業平や一の谷合戦の際の源義経も祈願したといわれています。
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寒中
奥須磨公園の中には遊歩道があり、池の景観を楽しみながら歩けるようになっています。すぐ東には六甲山系のうちの横尾山が見えます。

六甲全山縦走路を歩いたときのことを思い出しました。この辺りにあった高倉山は削られてポートアイランドとなり、跡地に高倉台団地ができました。全山縦走路はこの団地の中を通って横尾山へと向かいます。
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成人の日、山陽電車を使って妙法寺駅から須磨寺駅まで奥須磨公園を経由して約8kmのハイキングをしてきました。山陽電車が定期的に行っているハイキングの地図をダウンロードしそれを参考に歩きました。暖かくて風もなく絶好のハイキング日和でした。

妙法寺駅近くの椿谷公園を出発し横尾小学校、啓明学院の隣を通って奥須磨公園を目指しました。このあたりはずっと上り坂です。奥須磨公園は広さ17.8ha、公園内にはいくつか池があり鴨類が渡ってきています。
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ふとん
目が覚めたとたんに忘れてしまう夢というのがあります。何だか不思議な空間にいたなあと思いながらふとんの中で眠るでもなく起きるでもなくぼんやりしている中途半端な時間、意外にこういうのが幸せなひとときだと感じます。
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寒四郎
寒に入って四日目を寒四郎といいます。5日が寒の入でしたから、8日の昨日が寒四郎でした。関東地方は寒波と雪の影響で交通事故や転倒事故があちこちで起こったようですが、関西では昨日は風もなく暖かい快晴でした。
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松の内
関西はまだ松の内です。成人の日がある三連休にどんど焼をするので気分的にはもう松が明けたような感じですが。15日まで松の内が当たり前の時代はやはり時間がゆっくり流れていたのでしょう。郵便局まで行く途中に立派な葉ボタンを見かけました。
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初やいと
CIDPの影響で両足に痺れがあります。病院からは痺れや痛みを軽減するためにリリカ(サインバルタ)の処方を受けています。しかし、完全に症状がなくなるわけではありません。

CIDPの治療をしている医療施設のHPに鍼灸も多少の効果は見込めるとあったので、自分でできるお灸も試しています。即効性があるようなものではないので、のんびり構えてやっています。

お灸のことを「やいと」とも言います。初やいととは、新年に入って初めてお灸をすることを表す季語です。
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七日
買初で購入したものには文房具がいくつかありました。ものは極力少なくしたいと思っているのですが、文房具に関してはついつい買ってしまいます。日本の文房具は優秀ですから。100円か200円程度であれほどの書き心地を実現する技術。

万年筆やボールペン、手帳などで数万円以上するという贅沢品の範疇では欧米のブランドが優位を占めている部分もありますが、普段使いの筆記具は日本製品の独壇場でしょう。さらにさまざまな改良を加えて新製品を市場に送り出すメーカーの姿勢には驚くばかりです。
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人日
新年が始まって一週間です。仕事休みが長かったところでも大方終わり正月気分も抜け日常生活が戻っています。寒波襲来、雪の影響で帰省しきれていない人もあるかもしれませんが。昨日は東京都心でも数センチの積雪で大雪警報が出たとか。

今日は七種の日でもあり、関東では今日までが松の内です。七日正月ともいい、古い中国の祝いの習俗によってこの日を人日(じんじつ)というところから季語になっています。
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買初
新年最初に買物をすることをあらわす買初(かいぞめ)という季語があります。私の買初はAmazonでした。3日から6日まで初売りセールが行われています。あらかじめほしい物をリストアップしていました。いろいろな分野のものが一か所で揃えられるというのは便利です。4日に購入したものが早くも届きました。
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