優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2022年02月

たんぽぽ
土手にタンポポが咲いていました。タンポポには大きく分けて在来種の日本タンポポと外来種のセイヨウタンポポがあります。普段見られるのはほとんどセイヨウタンポポです。咲き始めたころは背が低く、花が終わって種子を飛ばすころになるとぐんと背をのばします。
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春の堤
近所を散歩しました。少し風はありましたが先日までの厳しい北風ではなくとげのとれたおだやかなものでした。川のなかほどにダイサギが一羽いるのが見えました。

ダイサギは二種類いて、冬に見られるのはオオダイサギといい中国東北部で繁殖して日本には越冬のために飛来する冬鳥です。アオサギと同じくらいの大きさで日本で見られる鳥としては最大級の大きさです。
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菜の花
私の住んでいるところの周りは、以前は田畑が多かったのですが、最近は規制が外れたのかどんどん住宅地に変わっています。散歩をしていると田んぼだったところの耕作がやめられているのに出会います。

山沿いの地域であれば放棄田になりますが、この辺ではしばらくするとそこが埋め立てられ不動産会社の看板が立ったり新しい住宅の建設が始まっていたりします。今では住宅地の方が多くなってきました。
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二月早や
二月は28日しかないので過ぎ去るのが早いです。新年になってはや二か月も過ぎたのかと「歳月人を待たず」の感が強いです。今年の二月は寒かったですね。特に風の強い日が多かった印象です。豪雪地帯の雪の様子を見ていると雪のない地域で暮らせることの便利さ、有難さを実感します。
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朝は午前5時前後に起床します。その後ブラックコーヒーを飲んでパソコンに向かいます。まだ外は暗いのですが、時々キジが鳴く声が聞こえてくることがあります。キジは日本の国鳥で、北海道と対馬を除く全国に生息しています。

農耕地、河川敷などの明るい平地に棲んでおり、車が行き交う土手などでも見かけることがあります。オスは全身が緑っぽく、目の周りに赤い肉垂があります。狩猟鳥であり日本では古くから食べられてきました。私は食べたことはありませんが。
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余寒
今年の寒波は各地で記録更新の雪を降らせています。暖かいこの辺りでも寒波のもたらす北西の強風が吹く日が続いています。真冬でもこんなことは珍しいです。

寒い日が続くので昨晩は湯豆腐にしました。防災対策に長期保存可能な豆腐を買い置きしています。それの消費も兼ねてのことです。昆布だしをひいて大根おろし、生姜、葱などの薬味で食べるシンプルな鍋。豆腐が一番美味しく食べられる料理かもしれません。
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春雪
昨朝は薄っすらと雪が積もっていました。昼間もちらほらと雪花が舞う寒い日でした。北からやってくる車の中には10cmほど雪を載せているものもありました。北を見ると山が白くなっています。さらに北の山は雪雲に隠れており雪が降り続いているようでした。

2月19日が二十四節気の雨水でした。春の第一節は過ぎているにもかかわらず真冬並みの寒気です。日差しが出れば確かに春が進んでいることはわかりますが。北日本は大荒れの天気で北海道は冬の嵐で難儀されている様子。お気の毒としか言いようがありません。
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春北風
この週末、土曜日は雨になり日曜日は快晴になったものの風が強い一日でした。日本海側ではまた雪嵐との予報を見て、つくづく大変だろうと思いました。特に若い人はまだしも高齢者の方は雪かきや雪下ろしが出来かねるという場合もあるのでは、と想像します。転落や下敷きの事故も多いようですし。

ただ、雪は日本にとって貴重な水資源です。山に降り積もった雪がじっくり時間をかけて溶け流れてきます。豪雪、梅雨、台風、これらの厄介者が一方では豊かな恵みを支えているのです。
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余寒
立春後にシーズン最低気温になる年があります。今年はそういうパターンです。いつ暖かくなるかなと思っていたら突然びっくりするほど気温があがり、春らしい時期は瞬く間に過ぎてすぐに猛暑がやってくるのかもしれません。
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春遅し
今回の寒波は真冬のものより厳しく思えます。金曜日の朝に出かけようと駐車場に出てみるとフロントガラスは霜で真っ白。急いでお湯をかけて溶かしました。氷点下まで気温が下がり風がなかったせいです。雪国の方の苦労に比べればなんということもないですが。
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