優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2022年08月


明後日が二十四節気の処暑です。お盆過ぎから風に秋らしさを感じる様になってきました。雨もよく降るようになり、今朝も雨です。かなり日も短くなって、一日一日は意識できなくともまとまると確実に移り変わっているのが季節です。
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朝の月
自宅の上を飛ぶ航空機は必ず北から南へ向かいます。昨日は上空に湿った空気があったのか、飛行機雲が長く残っていました。洗濯物を干しながら見上げているとその雲の上に下限の月が出ています。風は西から東に吹いていて、半月は一旦飛行機雲に隠れ再び姿を表しました。
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色づく田
自宅から北へ車で走っていくと市川の作り出した河岸段丘の地形を見ることができます。川の中流域で川が谷底を削ることと地殻変動で谷底が持ち上がることを繰り返した結果できあがる階段状の地形です。そこに集落や水田をつくりました。そろそろ早稲の田は稔り色づき始めています。
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盆過ぎ
昨日の午前中、一時的に激しい雨が降りました。北日本に災害をもたらした前線が西日本にもかかってきたからだということでした。ただ、久しぶりの雨らしい雨で暑さが和らぎしのぎやすい一日になりました。これで残暑が一段落してくれるとありがたいですね。
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残暑
昨日は一日あちこちへ出かけていました。まだ時間があるなんて思っていたものでも途中に急な用事が入ったりして、予定通りに進まないものです。何事も早めに準備しておかなければならない、と改めて思っています。
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残暑
厳しい残暑が続いています。しかし、早朝は涼しく過ごしやすい時間帯です。風がよく通る部屋なので最も暑く感じるのは午後7時から1時間ほどの時間帯です。陸風と海風が入れ替わる凪です。夕凪はまだ日中の熱気がのこっているため耐え難い暑さとなります。風のありがたさを感じます。
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盆の客
新盆の法要では久しぶりに会ういとこたちと話をしました。親類縁者というのは、近隣に住んでいるとでもいうのでなければこんなときにしか顔を合わせません。
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新盆
叔父の新盆の法要で母の実家へ行ってきました。お盆にはここで母方の親類縁者たちが集まり、叔父が作ったスイカを食べ祖父母のお墓参りをして食事をし、叔父が作った野菜をもらって帰ったものでした。コロナ禍の始まる前年がその最後の年でした。
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盆の月
旧暦7月15日の月を「盆の月」といいます。昨夜の月がそうでした。月が昇ってきたころもよく晴れていました。朝、西の空に色が薄くなった満月がかろうじて残っていました。これからすぐに月は空気の層に隠れて見えなくなってしまいました。
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盂蘭盆会
お寺の中には古い阿弥陀仏を中心に据えたステンドグラスがありました。ステンドグラスというとキリスト教会のイメージが強いですが、こういうのもありだなあと感心しました。

阿弥陀仏の光背がステンドグラスで表現されています。光の芸術であるステンドグラスは神仏を表現するのにぴったりです。
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