優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2022年10月


ランチ会の後、場所を近所のコメダ珈琲店に移して話を続けました。姫路の中心街にはあまり来ることはありません。久しぶりに来て、並んでいる店の様子などがすっかり変わっているのに驚きます。このコメダ珈琲店も最近できたものです。昔あった喫茶店はほとんど姿を消しました。
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菊月
菊月とは旧暦九月の別称です。いとこたちでランチ会をしました。店は西二階町にある「和ノ食 奏」で、私はとろける穴子御膳をいただきました。播磨灘に面する姫路は昔から穴子の産地として知られてきました。今も姫路の郷土料理として美味しい穴子をいろいろな店でいただけます。
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秋高し
JR姫路駅を北側に出ると、真っ直ぐ姫路城が見えます。この道路が大手前通りです。お城までは840m、幅員50mで、日本の道100選に選ばれています。姫路は昭和20年6月22日と7月3日に空襲を受け、市街地の大半が焼失しました。この道路は戦後、十分な幅のある道路をとの都市計画に基づいて作られたものです。
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秋陽
秋が進み太陽の南中高度が低くなっています。電車に乗って窓に背を向けて座っていても日差しを心地よく感じるようになりました。一番過ごしやすいシーズンでもあります。一年のうちでは晩春から初夏(4月下旬から5月)、晩秋から初冬(10月下旬から11月)が姫路周辺では最も快適な季節です。
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稲刈り
兵庫県では、但馬や丹波地域では主にコシヒカリが栽培されています。播磨地域ではキヌヒカリやヒノヒカリが中心です。キヌヒカリは6月上旬に田植えをし、9月中旬から下旬に収穫します。ヒノヒカリはそれより遅く、6月中旬に田植え、10月下旬に稲刈りです。

キヌヒカリもヒノヒカリも「ヒカリ」とつくことから、コシヒカリ系の米です。キヌヒカリは北陸で生まれ、ヒノヒカリは宮崎で生まれています。どちらも背丈が低いので倒れにくい品種です。
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霜降
今日は二十四節気の霜降です。秋は最終盤に入ります。温暖な姫路ではまだ霜が降りるのは先の話ですが、北海道ではもう平地でも雪が降ったようですね。

近所のガソリンスタンドに閉店の看板が出ていました。ここ数年で近所にあったガソリンスタンドが数軒閉まっています。ハイブリッドやEVの普及、さらに最近のガソリンの高騰が追い打ちをかけているようです。
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秋高し
占冠村役場のすぐそばにある「道の駅自然体感しむかっぷ」でひと休みした後、道東自動車道に乗って新千歳空港に向かいました。よく晴れて快適なドライブでした。レンタカーはトヨタのヴィッツで、400km以上走りましたが、まだまだ余裕でガソリンがありました。空港近くのガソリンスタンドは「わ」や「れ」ナンバーのレンタカーばかりでした。
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秋の野
「カンパーナ六花亭」からは葡萄畑をはさんで東側にJR富良野線が走っています。富良野岳を遠望していると、一両だけのキハ150形気動車が南に向かって走っているのが見えました。十勝地方に四日間滞在した間に初めて目にした走る鉄道の姿でした。
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紅葉
「カンパーナ六花亭」では、ふらの餅も食べました。塩味の効いた富良野産赤えんどう入りのお餅でこし餡を包んだものです。注文すると軽く炙っていただけます。持って出ることができるかと尋ねると、すぐに硬くなるので、炙りたてを食べるのが一番おいしいとのこと。ほのかな塩味が甘味をひきたてて絶品です。

カンパーナとは、イタリア語で鐘を意味します。一日9回、葡萄畑の中の鐘楼の鐘が鳴るそうです。ワイナリーもあるようで、カンパーナワインが販売されていました。
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