優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2023年07月

川鵜
家の近くを流れる市川にはカワウが住んでいます。夜が明けると河口付近のコロニーからそれぞれの餌場に向かって編隊を組んで飛んでいくのを見かけます。

1970年代には公害のために大きく数が減っていましたが、その後環境が良くなり大幅に数を増やして、逆にカワウ自身の糞による害や漁業被害などが問題になっています。
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入道雲
猛暑が続き、午後になると内陸部の空に積乱雲が発達します。南は播磨灘になるので、こうした雲はできません。強い日射を受けて比熱の大きい陸の気温が海より高くなるために上昇気流が発生し、積乱雲ができます。

上昇気流で内陸の空気が上空に引っ張られるため、そこへ海上から空気が流れ込んできます。このおかげで夏の日中は絶え間なく海風が吹き、爽快です。記録的高温がニュースになるのはほぼ内陸部の都市です。
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朝曇
晩夏のころの朝、ひととき曇っているのかと思う日があります。しかし、日が昇って少し時間がたつと青空が広がり厳しい暑さへと向かいます。前日、強い日差しによって空に昇った水蒸気が夜明けに冷却され曇ったように見える現象です。
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緑陰
中型バイクの免許を持っています。オートバイは四季を問わず楽しめる乗り物です。夏は止まれば暑いですが、走り出すと風がそれを吹き払ってくれます。冬は雪国や北国を除けば防寒対策をしっかりして乗れば、意外に快適です。

ヘルメット以外外界にさらされているので、ひとたび事故が起こると厳しいものがあります。それでもあの自由な乗り心地というのは他では味わえない魅力です。
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グラジオラス
地中海沿岸、南アフリカなどを原産地とするグラジオラスには多くの園芸品種があります。日本には明治初年に渡来しました。

剣状の葉の間から60cmほどの花茎が伸びて花序の下から順に花を咲かせていきます。園芸品種はさまざまな色の花が華やかに咲きますが、茎に比べて花が大きいためか倒れかかっているものをよく見ます。
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夜の秋
昼間は猛暑が続いていますが、夜になるとふと涼しさを感じるときがあります。朝には窓を開けていると涼しすぎるほどです。昨夜は上弦の月がきれいに見えました。「夜の秋」とは、夏の中で感じられる秋の気配を意味します。
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蝉の声
朝は曇っていました。さっと雨が通り過ぎた後、一斉に蝉が鳴き始めました。今頃の午前中はクマゼミが盛んに鳴きます。早寝早起きを心掛けているので、朝は5時ごろには起きています。朝は涼しくて何をするにもいい時期です。

CIDPのせいか、飲んでいる鎮痛剤タリージェのせいか、午後になると眠くなることが多いので、仕事は午前中のうちに片づけます。これも外での仕事のときは緊張しているおかげか、集中しているおかげか眠くもだるくもなりません。運転も問題なく不思議なものです。
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涼し
私は事務処理が苦手です。定められたとおりに書類を記入していって、数字をきちんとあわせて…、という類の作業です。しかし、それなしで済ませることはできません。役所に何か申請するにも、入院するにもすべてそういうことが必要だからです。

昨日の午前中には、少したまっていた事務処理をやりました。普段からこういうことはその都度迅速に処理するようにしています。苦手なことはためない方がいい。私がたくさん物をもたないようにしているのもそれがひとつの理由です。

たくさん物を持っていいのはそれをきっちり管理できる人だけです。だから、生活に必要最低限の物を持ち、管理に心身のエネルギーをとられることを可能な限り少なくしています。不要だと思ったらすぐに捨てます。もったいないのはそれに割くエネルギーの方です。
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涼し
自家製の梅ジャムをいただきました。食パンは食べなくなっているので、ヨーグルトにかけて食べることにしました。自然な甘みで余分な添加物が入っていません。ジャムを作るなんて自分ではとてもできませんから、ありがたいです。
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夏の風
晴天が続いています。日中は播磨灘から内陸部に向かって吹く風が続きます。洗濯物をベランダに干すとその風が半日ほどでそれらを乾燥させてくれます。ほどよい強さで吹き続ける風は部屋の窓からも吹き込み、とても快適です。
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