優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2024年08月

八月尽
今日はハイキングに行く計画をたてていましたが、台風接近で食事会に切り替えていました。台風は随分離れたところで大雨をもたらしていますが、姫路では朝に弱い雨があった程度で天気図と体感の天気との差が大きく、こんなことは初めての経験です。

仁豊野の『イコイドカフェ』に集まり、牛すね肉のビール煮のランチコースをいただきました。ジャガイモのスープの後、前菜に生ハムのサラダが出ました。皮付きの焼玉葱が珍しくて美味しかったです。
IMG_7709


二百十日
今日は二百十日です。結局台風はどこへ行ったのでしょう。九州や四国、台風から遠く離れた東海地方や関東地方まで激しい雨が降っているところがあるかと思えば、私の住んでいるところのように、にわか雨程度の場所もあります。

私が住む播磨の中部は災害が少ない地域です。台風は必ず九州か四国を通過した後やってきます。台風を取り囲む雲から供給される雨雲は太平洋沿岸部に入ります。これらは四国山脈に当たるので、瀬戸内沿岸部はあまり影響を受けずに済みます。
DSCN4852



台風
昨日の日の出ごろは夜明け前の雨があがり雲が切れて青空が広がり始めていました。雲が幾重にも重なりそこに昇ろうとする日差しが当たっています。上空はかなり風があるのか雲の動きが速く、ダイナミックな美しさがありました。

こうした日の出や日没の情景を見るたびに自然を凌駕するような芸術はないと感じます。何よりもスケールの大きさが違います。
IMG_7706


秋雷
昨夜は雷雨でした。朝方もかなり激しく降ったようです。台風10号は瀬戸内海を東に進んでいるようです。暴風域はなくなっています。この辺りは、時おり雨がさっと降ることがありますが、風はほとんどありません。

新しい五千円札を見ました。津田塾大学の創始者であり、日本の女子教育の先駆者である津田梅子の肖像が採用されています。満6歳で日本初の女子留学生として親元を離れアメリカに渡りました。すごい時代だったのだなあと感心します。

幼少期から11年間のアメリカ生活でアメリカ人と同等の英語力を身に着けました。その一方で日本語は完璧に忘れてしまい、彼女にとっての母語は英語になりました。帰国後も日本語の再習得には苦労し、生涯アメリカ訛りの日本語だったそうです。
IMG_7684


野分
気温がさがったおかげか、昨日は久しぶりに昼寝をせずに過ごせました。医療系のYouTubeを見ているときにPerplexityというAIがいいという話をきいたので、使ってみました。確かにいい。嘘やごまかしを言わない感じです。

ここで自分の現在の抗magニューロパチーの症状についてあれこれ質問してみると、いいヒントをいくつかもらえました。医師に質問すればいいのでしょうが、専門分野がまたがって複雑で的確に質問するのは難しいのです。

もらったヒントを参考にこれからどうすればいいのかを自分なりに組み立てていくことができました。医療系の動画、特に患者の立場からの動画を見ていると、受け身ではダメだとわかります。難病やがんなどなら特に患者自身が学び考え判断する必要があります。
IMG_3990


赤とんぼ
29日は終日雨が降ったりやんだりでした。風はほとんどありません。台風の進みは遅く、進路もまだ定まらないようで、中国、四国、近畿あたりに停滞しそうな予報です。台風は通常上陸したらさっと通り過ぎるものなのに。

雨がぱらつく戸外に目をやると赤とんぼの集団が飛んでいました。少なく見積もっても30匹以上はいました。なぜ台風接近のなかでこれほど多くの赤とんぼが飛んでいるのか不思議でした。
DSCN2665


二百十日
8月31日は「二百十日」です。雑節のひとつで立春を起算日として210日目にあたり、台風の厄日だと言われています。事実は必ずしもそうではないと言われているものの、稲の成長に大事な時期であり台風が来ると大打撃なのは確かです。

台風10号はのろのろとした迷走状態でまるでこの日にあわせるように進んでいます。今朝鹿児島県に上陸し、この先30日、31日にかけて西日本、東海、関東、さらに北日本へと進みそうです。
IMG_7666



秋の雷
昨日の午後、雷雨がありました。一昨日の夜から涼しくなりだしていましたが、昨日の雷雨の後一気に秋が進んだ感があります。今朝も涼しく窓を開けていると涼しすぎると感じられるほどです。

朝から雨が降ったりやんだりしています。台風10号は午前8時ごろに鹿児島県の薩摩川内市に上陸しほぼ北に進んでいます。予報では熊本県、長崎県方面に進む可能性が高いようです。東に進路を変えてからの予報はまだ定まっていません。

台風が去れば秋らしい日々になると期待しています。季節はゆるやかにカーブを描いて変わるというよりも階段を上るように進むように思えます。
typhoon_2410-large


稲光
夜に散歩をしていると、西の増位山の上空が雷光で何度も明るくなっていました。光のみで音は聞こえません。「雷」は夏の季語なのに、「稲光」や「稲妻」は秋の季語です。稲が稔ることとこの現象につながりを見出した昔の人の思いが見えます。

台風10号は週末にかけて九州、四国、近畿を縦断して行きそうな予報です。当初の予報ならとうの昔に消えてなくなっていた台風がこんなコースをとるとは。この段階に来てもまだ進路予報が定まっていないといいます。

高性能のコンピューターを駆使して各国の気象専門家が知恵を絞っているのにこの状態。自然がいかに複雑かをあらためて教えられます。地球温暖化の原因とか、地震の予知とか、なかなか険しい道のりだとわかります。
IMG_7645


虫の音
台風10号から遠く離れていてもすでに豪雨に見舞われているところがあります。私の住んでいるところはまだ雨が降らず風もありません。

外出しなかった日はどうしても運動量が減ります。最近は毎日掃除をしていることが一種の運動になっています。家事というのはいい運動です。洗濯機も掃除機も無かった時代ならさらに運動量は大きい。

運動不足解消のために夜に近所を散歩しました。昼間はまだまだ暑いですが夜風が涼しくあちこちで虫の音が聞こえ、夜はもうすっかり秋だなあと思いました。
DSCN2640


このページのトップヘ