優嵐歳時記

俳句と季語。日本の自然と四季が生み出した美しい言葉を。

2025年02月

二月尽
兵庫医大の受診で出かけてきました。こちらの診察はこれが最後で、後は近医に変わることになりました。対症の薬剤をいただくだけなら阪神地区まで行くのは遠いですから。

こうした大きな病院へ行くと溢れる病人の数に圧倒されます。予約診療なのでそれほど待たなくてもいいですが、それでも往復の時間を考えれば半日一日仕事になります。

快晴が続いていましたが今日は久しぶりの曇り空で時々雨もぱらつく天気です。春らしさを感じるといえばそういう天気でもあります。明日から三月ですからね。
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いぬふぐり
オオイヌノフグリの小さい青い花があちこちで見られるようになってきました。まだ地面にはりつくように咲いています。寒さが残る中いち早く野や畔に咲きだすこの花は春の到来を告げてくれます。

この独特の青い色がその魅力だと思います。ピンクや黄色だったらこれほど印象に残らないような気がします。まさに快晴の空の青さをそのまま花びらに写し取ったような色です。
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春浅し
今朝はやや寒さが弛んでいる感覚があります。真冬以上の寒さが続きましたが、気が付けば2月18日に雨水に入っており春は二番目の節気です。間もなく二月は終わり、3月5日は啓蟄で仲春になります。

歩数を確保するために短い時間を見つけて近所を歩きます。長い時間座ったままでいないということが足腰のためには最も重要なので、短時間でもたとえ5分でも歩くのはいい。

足腰だけでなく精神的にも気分が変わるのでいいです。夜、歩いていると北西方向、増位山の稜線の上に明るい星が輝いているのが見えました。
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春の雪
午後にベランダに出ると雪が舞っていました。寒波は三連休までとの予報です。確かに明日からは最高気温が10℃を上回る予報になっています。来週の週末はこの三連休の最高気温が最低気温になりそうな予報です。

この急激な温度変化には、衣類の調整が大変です。春は四季のうちで最も気温の上下が激しい時だそうです。今年はこの寒波でそれが一層激しく感じられるかもしれません。
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余寒
寒波がきてから一週間近くになります。昨夜が一番寒かったです。暖房がついているのか確認したほどでした。三月を目の前にしてのこんな長期寒波は経験がありません。最近は気象が極端になっています。

暑い時期は38℃などという気温が続いて命が危なくなります。子どもの頃38℃なんて経験したことがありませんでした。

ただ、気象というのは本来大きな波のあるもので、平坦で一定している方がむしろ稀なのでしょう。恐竜時代や縄文時代はもっと暖かかった。氷河期だってあったわけです。
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余寒
毎日できるだけ5000歩以上は歩くように心がけています。先週の土曜日、兵庫津をハイキングしたときは2万歩以上歩いていました。こんなに歩くことは滅多にありませんが、出かけない日はうっかりしていると2000歩以下になってしまいます。

歩数だけが重要なわけではありませんが、それでも歩くことの目安にはなります。治療法の無い緩徐進行性の末梢神経障害に対する対策は自分なりのリハビリしかありません。歩かなければ症状の進行が早まると考えています。

そこで、できるだけ時間をみつけて歩くようにしています。近所を歩く程度ならほんの数分でできます。よく運動する時間がないという人がいますが、その気になれば5分とかからずに家の周りを一回りできます。それを繰り返せばいいのです。
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早春
昇る朝日の光が東北側の部屋の窓から入ってくるようになりました。2月前半までは日の出の位置が南に寄っていて窓に朝日は差しません。これから春が進むにしたがって日の出はどんどん北へ進み、夏至の頃には朝日が部屋の奥深くまで差すようになります。

逆に秋分のころから午後の日差しが南西側の部屋に入るようになり、秋の深まりに伴って南へとずれていきます。冬は午後になるとすぐに日差しが部屋に入るようになり、午後は早くからカーテンを引きます。12月ごろの入日は部屋から見えます。

この太陽の動き(地球の公転の動きですが)が季節を司っていることがよくわかります。このところとても寒い日が続きましたが、それでも日差しは確実に春です。
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余寒
天皇誕生日です。寒い日が続きます。朝は氷点下3℃というような気温で真冬でもこれほど寒い日はあまりありません。外のベランダの蛇口に古いタオルを巻いたままです。

ただこの居座る寒波もこの三連休までのようです。そうなると今度は急に気温があがる可能性もあります。豪雪地帯では雪崩などの事故に注意が必要になるのかもしれません。

冬の豪雪や台風のもたらす豪雨が水資源になりますから、災害の面を持ちながらも無くてはならない自然の力と言えます。
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春の雪
昨夜、散歩に出ようと部屋を出たら路上が濡れていました。昼間は晴れていたので気が付きませんでしたが、雪が降ったのかもしれません。昼間なら雪に気づいたのでしょうが、暗くなってからのわずかの雪なら気づかないままに過ぎます。

気づかないままの雪なんて、このところの災害級の雪に見舞われている雪国の方からすれば信じられない話でしょう。しかし、瀬戸内海沿岸というのはだいたいこういう感じです。
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余寒
二月も後半に入りましたが、余寒は続いています。春になっても続く寒さを示す言葉に「春寒」というものもあります。しかし「春寒」の感覚は、いったん春らしさを感じた後再び寒さがぶり返す感覚です。

この二月は立春以降ほぼずっと寒さが続いています。一月が比較的暖かっただけに寒中よりも寒いとさえ言えます。姫路は雪がないので気温が低いだけですが、雪国の降雪の凄さは災害です。今週末、天皇誕生日の三連休明けまで寒波は続くそうです。

2月23日といえば、暖かい年なら観梅に出かけ「春だなあ」と思う頃。一か月後には桜が咲きだしています。天皇陛下にとっても生まれて初めての寒い誕生日なのではないでしょうか。
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