彼岸寺
最近は、増位山へ散歩に行くと、梅林を通ってひととおり梅の花を眺めてから本堂前へ出て駐車場へ戻るコースを歩いています。本堂前に出ると書をベースにしたアートの展覧会が本堂と開山堂を使って行われていました。

誰でも見られるようでしたので、中に入ってみました。雄渾な書、文字を組み合わせて絵のようにした作品(それが詩にもなっています)、ライトなどを書で覆った三次元的な作品などいろいろありました。作者は小林勇輝さんという方で、開山堂にいらっしゃったので、少しだけお話することもできました。

ニューヨークでも作品展をされており、千羽鶴をモチーフにした作品が伊勢志摩サミットのカップ&ソーサーの図柄として採用されています。書の作品は二ヶ月くらいずっと同じ字を書き続け、そこから作品を選ばれるとのことでした。文字全体から身体の動き、呼吸、作者の勢いが伝わってきます。

お寺(本堂は重要文化財)で展示されることで、作品とお寺の建造物とが響きあって独特の空間を作り出しているのも素敵でした。普段は入れない本堂の奥まで作品が展示されていて、いっしょに楽しむことができました。26日まで展示されているとのことなので、もう一度行こうと思っています。
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