絹莢
サヤエンドウをいただき、卵とじをつくりました。秋に種を蒔き、春に伸びて紫や白の花をつけ、初夏に莢のなかの実が熟します。

5月16日に歌手の西城秀樹さんが亡くなり、25日がお葬式だったようです。63歳とまだお若いのですが、二度脳梗塞の発作を起こされていて、訃報を聞いたときは「ああ、やっぱり」と思いました。その後、病状についての詳しい話などもちらほらネットで読み、残念ながら、生活習慣病で健康を害する典型例だと感じました。

48歳で最初の脳梗塞の発作を起こされていますが、それまでは、タバコを一日に4箱、ワインをボトル2本空にするような生活だったそうです。また、糖尿病にもかかっておられたようです。ベースの疾患はこの糖尿病でしょう。ワインを毎晩ボトル2本では、糖尿病にもなります。

糖尿病は血管をぼろぼろにする病です。そのため、動脈硬化が進みます。そのうえ、とことん進行するまで症状は出ません。だから恐ろしい。

48歳という若さで脳梗塞を起こしたというのもそれが原因でしょう。病気になって初めて生活を改められたようですが、すでに遅く、進んだ動脈硬化を後戻りさせることはできませんでした。それが二度目の発作、さらには今回の直接死因につながったのです。

同じ新御三家のうちのひとり、郷ひろみさんは、現在も紅白に出場し、大阪府立登美丘高校ダンス部とコラボしています。恐らく、彼は若いころから芸能人は身体が資本であることを理解し、節制とトレーニングを欠かさなかったのでしょう。

もし西城秀樹さんが同様にしていたら、今もなお元気ではつらつと激しいアクションを交えて歌うことができていたのでは、と思います。同時代に活躍したアイドル、スーパースター。しかし、日々のすごし方がこの違いにつながったと思えます。