秋の風
金山の中腹にかつて園林寺がありました。江戸末期に建立され、その後、明治末期から大正にかけては尼寺でした。そのころ、寺の前の広場では毎年盆踊が催され、村の若者達でにぎわいました。麓から広場まで提灯の行列が続き、美しい夜景だったそうです。

今は石垣と南無妙法蓮華経と刻まれた石柱、崩れ落ちた石灯籠が残っています。苔と倒木におおわれて、説明の看板から往時をしのぶばかりです。
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