冬近し
丸駒温泉からさらに国道を登っていくと、オコタンペ湖展望台に着きます。この先も道はあるのですが、通行止めになっていました。ここから西にオコタンペ湖を望むことができます。このあたりは漁岳周辺森林生態系保護地域となっています。

オコタンペ湖は北海道三大秘湖のひとつといわれます。支笏カルデラが形成された後、3万年前に恵庭岳の噴火によって流れ出た溶岩が川を堰きとめてできました。支笏湖からは300mの高地にあり、水は滝となって崖を流れ落ち、オコタンペ川として支笏湖に注いでいます。

湖は周囲6.5km、最大水深21.1m、アメマス、エドサンショウウオ、ザリガニなどが生息しています。周辺の森はエドマツ、トドマツなどの針葉樹とダケカンバ、ミズナラなどの広葉樹が混交する森林です。このあたり一帯が大雪山などの道央の針葉樹林帯から渡島半島の広葉樹林帯へ変わる重要な地域です。
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