□◆□…優嵐歳時記(360)…□◆□

  つちふるやことに夕暮れやわらかに  優嵐

今日、関東から九州にかけて黄砂が観測されました。
「つちふる」とは、その黄砂を表したもので、漢字では
「霾」と書きます。黄砂は中国大陸の黄土地帯の砂が
風で巻き上げられて日本までやってきたものです。

そのニュースをきいて空を見ると、確かにぼんやりと
しています。これは単なる霞ではないね、と言い合い
ました。「春だなぁ」とは同僚のつぶやきです。
くっきりシャープな冬からほんわりやわらかな春へ
景色も間違いなく変わっています。