□◆□…優嵐歳時記(362)…□◆□

  白梅や心弾めることのあり   優嵐

梅は、花が少ないこの時期もっともよく詠まれる植物でしょう。
寒さの厳しい中、凛とした姿で咲く梅は古くから日本人に好まれ、
多くの詩歌に詠まれてきました。色は白、紅、淡紅があり、品種
は三百以上あります。菅原道真の飛梅伝説も有名ですね。

職場の裏に小ぶりな白梅があります。最近ようやくぽつぽつと
花をつけはじめました。まだまだ風の冷たい中、咲き始めた梅の
花を見ると、なんだかうれしくなります。

いま、自分が計画して、人生を大きく変えようとしていることが
あります。手の中でその計画を慈しんでいる日々です。ちらほら
咲き始めた梅にそれが重なります。春を運ぶ花ですね。