寒中
増位山の自然歩道から梅林へ下りていく途中に、姫路城主・榊原政邦と夫人の墓所があります。榊原家は江戸時代初期と中期の二度、姫路城主になっています。

政邦は1704年(宝永元)に越後の村上城から姫路城に移封されました。1726年(享保11)に52歳で亡くなるまで、民政に心を傾け、善政を続けたといわれています。遺言により増位山に葬られました。

今は前の木々が大きく育っていますが、葬られた当時は墓所から姫路城下と播磨灘が見渡せたでしょう。梅や桜に囲まれた素晴らしいところです。夫人は1729年(享保14)に江戸で亡くなり、遺言によって政邦の隣に葬られています。IMG_0904
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