つつじ
神恵院の開基は法相宗の高僧・日証上人といわれています。703年(大宝3)琴弾山で修行中に宇佐八幡宮のお告げを受け、海上で神船と琴を発見。琴弾山に引き上げて琴弾八幡宮として祀りました。その神宮寺が神恵院の起源です。IMG_2365
807年(大同2)弘法大師が琴弾八幡宮の本地仏である阿弥陀如来を描いて本尊とし、後に神恵院として68番霊場となりました。その後、明治維新の神仏分離令で八幡宮は琴弾神社と神恵院に分離され、神恵院は観音寺境内に阿弥陀如来とともに移転し、現在に至っています。IMG_2357
神恵院には巍巍園(ぎぎえん)という回遊式庭園があります。1976年(昭和51)の土砂災害により、大部分が失われましたが、今も残っているところは手入れがいきとどき、ツツジが咲きそろっていました。IMG_2359