□◆□…優嵐歳時記(378)…□◆□

  足元に光あふれていぬふぐり  優嵐

春先のいいお天気の日、あぜ道を歩いているときれいな青い
小さな花に出会います。一面に花を散りこぼしたように咲いて
います。正確には「オオイヌノフグリ」といいますが、俳句
では「いぬふぐり」と詠まれます。

この花の名前を知らなかった小さな子どものときから、春に
なると最も親しみを感じる花でした。子どもの場合視線が
低いのでよけいにこの花の存在を身近に感じるのかもしれま
せん。明るい春の日ざしがよく似合う花です。