□◆□…優嵐歳時記(395)…□◆□

  風に乗り初つばめまた軽やかに  優嵐

今日の午後、散歩をしていたら、頭上の電線でさえずっている
つばめに気がつきました。すーっと視界を横切って飛ぶもう一羽
の姿もあります。その年初めて見るつばめのことを「初つばめ」
といいます。例年姫路には三月半ばすぎにはやってきます。

今年は彼岸明けのころにもまだ姿がなく、遅いなと思っていました。
三月下旬が寒かったので、なかなか姿を見せなかったのかもしれま
せん。私自身の生活があわただしく、気づかなかったのかも、
とも思います。

あの軽やかな飛翔は春にふさわしいものです。つばめがさえずって
いる下ではそろそろ桜のつぼみがふくらんで明日にも開花しそうな
気配です。梅園の梅はほぼ終わり、梅の根元にタンポポが咲いて
いました。