木守柿
秋、たわわに実っていた柿。熟れはじめたころ、それを察したヒヨドリなどがやってきて盛んに啄ばんでいました。冬になり、実は収穫されて葉もほとんど落ちています。その中でぽつんと残っている実があります。これを木守柿(こもりがき)と言います。

なぜひとつかふたつ残すのかは、野鳥のためとも、来年の収穫を祈願してともいわれています。冬景色の中に孤高に残る柿の実は木を守護するようでもあり、絵になります。DSCN0440