□◆□…優嵐歳時記(421)…□◆□

   藤咲いて輪唱流るる校庭に  優嵐

今日は少し暑いくらいの陽気でした。お昼に近所の
図書館まで自転車でいきました。途中に学校があり、
校舎から音楽の時間らしく歌声が聞こえてきます。
目をあげると山はすっかりみずみずしい若葉の色です。
ところどころコバノミツバツツジらしい、淡い紫色
も見えます。

藤棚のフジが咲いていました。フジは日本人に古来
から親しまれた花です。『万葉集』にすでに詠まれて
います。蔓性の落葉高木で、各地に花の名所があり
ます。里山から奥山までどこにでも見られ、ツルは
大変丈夫なため、籠の材料になっていました。