秋の陽
岡寺の本堂の奥に十三重石塔が建っています。塔婆の語源は梵語のストゥーパにあり、もともとは仏舎利を納めるためのものでした。それが、仏教伝来後は礼拝の対象となり、さらに寺院のシンボル的なものになっていきました。

塔は三重、五重のものがほとんどです。重なりは奇数と決まっています。これは陰陽思想によるもので、奇数は動的で陽で縦方向のものに、偶数は静的で陰で横方向のものに使われます。七重塔や九重塔もかつてありましたが、現存していません。
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