□◆□…優嵐歳時記(427)…□◆□

  夕暮れて春惜しみつつ散歩する  優嵐

明日が立夏ですから、暦の上では今日が春の最終日です。
今日もいいお天気でした。ちょうど今頃の気候は
ヨーロッパの夏を思わせます。日差しは強いですがまだ
湿気が少なく、日陰に入ると心地よくて爽やかです。

「惜しむ」という言葉にはいやおうなく流れ去っていく
歳月に思いをはせる感覚が強く働きます。その背後にある
無常観とでもいえばいいでしょうか。この春を来年また
同じように迎えられるとは保障の限りではありません。
また迎えられたとして、それは「この春」とはまた必ず
どこか異なっているものです。