□◆□…優嵐歳時記(432)…□◆□

  書物より顔上ぐ窓の夏始  優嵐

「初夏」のことを「夏始(なつはじめ)」ともいいます。
「しょか」と詠まずに「はつなつ」と詠む場合もあります。
他には「孟夏(もうか)」「首夏(しゅか)」などという
季語も歳時記には載っていますが、あまり実感がありません。

読書の秋といいますが、今頃も気候は爽やかで、読書に
はぴったりです。私は何冊かの本を並行して読むのが好き
です。今は「ローマ帝国衰亡史」と「不動産投資の教科書」
と「人口減少社会のマーケティング」を同時進行で読んで
います。気分が変わっていいものです。