□◆□…優嵐歳時記(436)…□◆□

  未熟なることを楽しむ夏浅し  優嵐

物事を習得していくとき、もっとも楽しいのは、目標が
見えていて、そこへ少しずつ近づいているのがわかるとき
です。自分の実力からあまりにも遠いところではやる気が
失せますし、簡単すぎると物足りなくておもしろくなく
なってしまいます。このあたりの加減が難しいところです。

「夏浅し」は新緑の美しい夏のはじめを表す季語です。
たしかに夏ではあるけれど、夏本番というには早い、そう
いう感じです。