□◆□…優嵐歳時記(448)…□◆□

  竹の皮脱ぎ捨て天に向かいける  優嵐

筍は生長するにつれて、皮を脱ぎ、青々とした若竹
が姿を現します。見上げると先はまだ筍の面影を
残しています。わずかな時間にこれだけ生長したの
かと思うと、その素早さに驚きます。

かつては竹の皮は笠や草履を編んだり食品などを包む
のに利用されていました。竹の皮は葉鞘が変化した
ものです。