ささゆり
吉水神社の境内には「ここにても雲居の桜咲きにけり ただかりそめの宿と思ふに」という後醍醐天皇の歌碑が建てられています。吉野の皇居はかりそめのものと思った天皇でしたが、京に戻ることはかないませんでした。しだいに南朝が劣勢となるなかの延元四年(1339)、後醍醐天皇は吉野の金峯山寺金輪王寺で52歳の生涯を終えています。
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