爽やか
そもそも白米やパンを「主食」と思い込んでいる考えを変える必要があります。それらを食べるのは、人類にとってむしろ不自然です。稲や麦といった穀物栽培が始まったのは1万年ほど前、日本にも稲作が伝来しました。

人類の誕生は約500万年前のアフリカです。穀物栽培以前は狩猟採集の時代が長く、人類進化の過程の99%以上は栽培穀物を食べていません。つまり、私たちの身体の仕組みは狩猟採集時代の食生活に適するように進化したのです。

米や麦は人間の身体にとって異質な存在です。実際、人間の身体は高血糖への備えが十分ではありません。血糖値を上げるホルモンは成長ホルモン、グルカゴンなど多数ありますが、血糖値を下げるホルモンはインスリンだけです。急激な血糖値の上昇などという事態が想定されていないのです。
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