春の池
山頂から自然歩道を戻り梅林を抜けて随願寺境内の放生池まで戻ってきました。池のほとりを歩いていると、池のあちこちで赤いものがちらちらと動いています。最初は水草かと思いましたが、近寄ってみると小さな緋鯉の群れでした。

三、四か所で塊になっており、こちらの動きを感知すると池の表面から下へ沈もうとします。初夏になるとこの池ではモリアオガエルが産卵します。そのときもオタマジャクシが池の水際に溢れます。

池にはアオサギなどの野鳥が飛んできます。これらの池の生き物を狩っているのでしょう。以前大きな緋鯉を嘴で串刺しにして飛び去って行くアオサギを見たことがあります。小さな池ながら、ここでも生命連鎖の一部が形作られているのです。
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