木の芽時
大仙古墳はエジプトのクフ王ピラミッド、中国の始皇帝陵と並び世界三大墳墓とされています。全長約486m、三重の濠も含めた長さは850mあり、JR三国ヶ丘駅から百舌鳥駅までひと駅分にあたります。

今は樹木に覆われていますが建造当時は墳丘が三段階に構築されていました。大阪湾はもっと内陸部まで入り込んでおり、海からやってくる外交使節に見せることも目的のひとつだったと考えられています。

百舌鳥・古市古墳群は難波から京のあった飛鳥へと続く場所に建造されており、それらの人々が海から見上げ、京に向かう途上で目にすることを意識し方角も決めていたようです。重機などなかった時代にいったいどうやって造ったのか、想像を遥かに超えています。
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