若楓
イロハモミジの若葉の間に点々と赤いものが見えます。翼果と呼ばれる種子です。親の木から少しでも遠くへ飛ぶように進化の過程でこうした形ができあがりました。イロハモミジは高木になりますから、落下高度も高く風の影響を期待できます。

カエデ類の花は小さく目立ちません。むしろこの翼果の方が大きく、花のように見えます。日本のカエデ類は紅葉の美しさが人に愛され、今では人の手で増える方が多く、さまざまな品種が生まれています。
IMG_5911