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初夏
知人の水彩画と並んで古い書を屏風に表装した作品が並んでいました。恐らくこの古民家に昔からあったものでしょう。天井が取り払われているため太い梁が見え、今ではもはやこうした材を手に入れるのも難しいだろうと思います。
姫路市の中心部からそれほど離れていないので、私が住んでいる周辺には続々と家やアパートが建っています。しかし、古くからある集落では道路幅が狭いため、奥まったところにあって車が入れない家は放置されて空き家になっているところも珍しくありません。
建築から一世紀以上がたった後、リノベーションされて新しい役割を与えられ、新しい人の出入りがあるこの家は幸福な存在だろうと思います。
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