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梅雨
サトイモが育って大きな葉を広げています。「芋の葉」「露」は季語として用いれば秋のものですがこの句では季語として使っておらず、季語は「梅雨」です。
季語の使い方には自分なりのルールを持っています。「季節を表す言葉が、すべての季語とされるものの中で最も強い」ということです。例えば春夏秋冬や梅雨、これらが句の中にあれば他に季語らしき言葉があろうともそれらの季語性を打ち消すということです。
歳時記には驚くような季語が載っています。例えば「髪洗う」は夏の季語です。簡単に髪を洗えなかった時代の名残です。この語から夏を連想する人など現代人にはほぼいないと思います。
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