秋の海
西島の船着き場から自然学校までは1.2kmの山越えの道を歩きます。これは、自然体験センターへ来る人に「自然体験」してもらう仕組みのひとつです。子どもたちは自分の荷物を背中に背負ったり肩に斜めがけにしたりして歩き始めました。

先生方やスタッフたちの荷物も巨大です。それ以外に救急用備品などの箱がふたつあり、これらはセンターの軽トラックで運んでもらえます。私はこの道に備え25L入りのバックパックひとつに入るよう荷物を厳選してきました。そして、荷物の少なさに驚かれました。

かつて自転車旅行をしていた経験で荷物を少なくするコツを覚えました。「絶対に必要なものは何か」を考え持ち物をそぎ落とすのです。荷物の重さに遅れがちな数人の子どもたちを励ましつつ登っていくと、やがて峠の向こうに体験センター前の湾が見えてきました。
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