秋の驟雨
昼過ぎから天気が崩れるという予報でした。早目に出発したのですが、それが逆に仇になり、峠を登っている途中から大粒の雨が降りだしました。私はあらかじめレインウェアを着て両手にストックを持っていました。

しかし、きちんとしたレインウェアの子はむしろ少なく、ビニールの適当なカッパや、中には傘をさしている子までいました。峠越えに難儀している子には、大きなダッフルバッグの持ち手の部分を使って背中に背負うよう勧めました。

土砂降りになり、船着き場のわずかな屋根の下に70人が身を寄せ合う格好になりました。ただ、これも子どもたちにとっては忘れられない経験になるでしょう。心地よいことよりも、とんでもないことの方がいい思い出になります。
IMG_6593