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初冬
佐伯神社の説明板には「祭神は阿良津命で当地の始祖である稲背入彦命の曾孫にあたる」とあります。稲背入彦命は景行天皇の皇子で、その子である御諸別命が成務天皇のときに播磨国に任ぜられ、氏名を針間別としました。
その子である阿良津命(伊許自別命とも)は、応神天皇の播磨国行幸時に同国佐伯部の管掌と「針間別佐伯直」への改姓を賜り、以後豪族としてこの地を治めました。
景行天皇、成務天皇、応神天皇はいずれも伝承の域を出ず、実在したとしたら4世紀半ばから後半にかけてと言われています。境内には姫路市の保存樹(指定番号4-2・4-3)の椋の巨木が2本あり、狭い境内の空を覆うように立っています。
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