第九
年末になると各地でベートーヴェンの『交響曲第九番(合唱付)』が演奏され、冬の季語になっています。これはクラシックの本場欧州にはない習慣です。第九の日本初演は1918年、徳島県坂東町で第一次世界大戦のドイツ人捕虜によるものでした。

その後、ユダヤ人の迫害を受けて36年に来日し、後にN響の常任指揮者となったユダヤ系ドイツ人指揮者ヨーゼフ・ローゼンシュトックが、38年に歌舞伎座で演奏。これ以後第九は年末の風物詩として定着していきました。

最近はキリストの生涯を描いたヘンデルのオラトリオ『メサイア』も年末に上演されるようです。演奏時間2時間半ですからクラシック初心者が一気に聴くのは大変です。YouTubeで聴き始めましたが、途中でリタイアしてしまいました。
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