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マフラー
ハイドンの「ピアノ協奏曲」も厳密には<鍵盤楽器協奏曲>です。ハイドンの作品を整理したホーボーケン番号ではXVIIIに分類される作品群です。
この時代のピアノは「フォルテピアノ」と呼ばれました。イタリア語で強弱を意味し、演奏で音の強弱をつけることができるようになりました。当時は5オクターブから5オクターブ半の音域で、ハイドンはその範囲内で作曲したのです。
現在のピアノは88鍵あり、7オクターブ3度の音域です。作曲家が生きていた時代の楽器を再現して演奏すれば、作曲家がイメージした音楽をある程度再現可能とされています。もちろんモダンピアノで弾いても魅力は十分です。
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