光太郎忌
今日は詩人、彫刻家の高村光太郎の忌日です。明治16年(1883)3月13日、木彫家高村光雲の長男として東京に生まれました。東京美術学校(東京芸大)を卒業。欧米遊学後、北原白秋らのパンの会に加わり口語自由詩集『道程』を発表します。

現在でも最もよく知られているのは『智恵子抄』でしょう。光太郎が妻となる智恵子を知ってから、彼女が統合失調症を発病し、粟粒性肺結核で亡くなるまでの30年間に書かれた詩29編、散文などが収められています。

第二次世界大戦中に戦意高揚をうたう戦争協力詩を多数発表しました。戦後はその責任を自らとる形で岩手県花巻市郊外の山小屋で7年間独居生活を送りました。そのときに患った肺結核のため、昭和31年(1956)に東京の自宅アトリエで亡くなっています。
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