放哉忌
今日は尾崎放哉の忌日です。俳句は季語と五・七・五を基本とした定型詩です。こうした形式を放棄した詠み方を自由律俳句といいます。その代表的俳人が種田山頭火と尾崎放哉とされています。

放哉は明治18年(1885)1月18日、鳥取県で士族の次男として生まれました。鳥取第一中学時代から俳句を始め、第一高等学校から東京帝国大学法学部を経て、東洋生命保険(現:朝日生命保険)に入社します。

酒癖が悪く勤務態度も悪かったため退職に追い込まれ、各地を転々とした後、大正15年(1926)4月7日、小豆島の西光院南郷庵で咽頭結核のために亡くなりました。小豆島での評判もすこぶる悪く、俳句は素晴らしかったものの残念な人であったようです。
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