春深し
貞観11年(869)といえば、東日本大震災で注目を浴びた貞観大地震のあった年です。貞観6年(864)からは富士山の噴火も続いており、疫病の流行も重なって社会不安が深刻化していました。

これらは怨霊の祟りであるとされ、それらを鎮めるために祇園御霊会が始まりました。さらに、怨霊を鎮める力を持つスサノオノミコトを広峯神社から分祠することになったのです。

それ以来1150年以上に渡って信仰を集め、安土桃山時代以降は8軒の家が宮座を組み、2軒ずつが1年ごとに神主役を奉仕してきたといいます。今日も御祈祷を受けに来ている人の姿がありました。
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