今いちばん聴いているのがJ.C.バッハです。生涯ドイツ中部に留まった父と異なり、イタリアに留学しその後ロンドンに渡って大成功をおさめました。父バッハの作品と傾向はかなり異なります。

YouTubeで彼の協奏交響曲1-4番をロス・ポープル指揮のLFOで聴きました。サムネイルにはセヴェリン・ローゼンの『果物のある静物』(1852)が使われています。

彼はドイツ生まれでアメリカに渡り静物画家として活動しました。果物や花の細密な描写、光と影を緻密に描きこんで自然の豊かな恵みを伝えている一方、リアルなのだけれど何か浮世離れしたような、不思議な視覚体験ができます。
Severin Roesen - Still Life with Fruit - (MeisterDrucke-18788)