しゃが
いろいろな事件や事故のニュースを見ていると人の運命を考えてしまいます。さらに縁ということも。被害者、加害者がいて、そのまわりにさらに縁でつながった人がいて、偶発的、計画的な違いはあれど、そこにある縁が働いたという…。

親鸞は『歎異抄』で「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」と述べています。私たちは、ある条件が整ってしまったなら、何をしでかすかわからない存在だ、と言っているのです。

善良な市民として生きた人が、アクセルとブレーキを踏み間違えて他人の命を奪ってしまう事故も珍しくありません。まさか自分がと思っていても、そこで縁と運命が重なってしまうとそういうことが起きます。
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